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猫の寒さ対策とは?愛猫が冬を乗り切るためのポイントと注意点を解説

猫の寒さ対策とは?愛猫が冬を乗り切るためのポイントと注意点を解説
みんなのペットライフ2018年12月3日記事引用(https://www.min-petlife.com/235739

猫は寒がり?
「猫はこたつで丸くなる」という歌のイメージ通り、猫は寒がりな生き物です。
寒さ対策を始める前に、まずは猫が寒がりである理由や、快適に過ごせる温度などを知っておきましょう。

猫はどうして寒がりなの?
現代の猫の祖先は、もともと砂漠地帯に生息していた生き物。そのことから、基本的に猫は寒さに弱く、暖かい場所を好みます(ペルシャやヒマラヤンなど、一部寒冷地で生まれた猫は、例外的に寒さに強い場合もあります)。
特に短毛種の猫や、体脂肪が少ない痩せ型の猫、まだ体ができあがっていない子猫、身体能力が衰えつつあるシニア猫は、寒さを感じやすいと言えます。

猫の快適な温度と湿度
種類や月齢によって多少の差はあるものの、猫が快適に過ごせる温度は約18~26℃と言われています。寒がりなシニア猫の適温は、それよりもやや高めになります。
また、猫も乾燥により変調をきたすことがあるため、湿度は常に50~60%ぐらいをキープするのが理想です。
猫にとっての適温や適切な湿度は、人間である私たちとあまり変わらないと言えそうですね。

寒さ対策を始める時期
猫にとっての適温は人間とほとんど同じということをお伝えしましたが、私たちが「ちょっと寒くなったかな?」と感じる頃が、猫の寒さ対策を始める時期と言えるでしょう。
ちなみに、猫が体を丸めて動かなくなったり、毛を逆立てて体を大きく膨らませたりする様子が見られることがあります。これらは猫による「寒い!」のサインです。
本格的な冬に突入する前に、暖かく過ごすための支度を始めましょう。

猫の寒さ対策のポイント
具体的には、どんな寒さ対策をするとよいのでしょうか? ここでは、便利な防寒グッズや、自分で簡単に作れる対策グッズ、そして寒さ対策のポイントについて説明します。
猫の寒さ対策にはこんなグッズが便利!
■キャットハウス
寒いとき、猫が中に入れる四角やドーム型の“おうち”です。
色や形だけでなく、プラスチックや布、木、稲わらなど、素材もさまざま。自室のインテリアに合わせたものを選ぶのも楽しいですね。
■あったかブランケット
猫ハウスの中や、寝床に敷いて使います。わざわざペット用のものを買わなくても、100円均一で売っているようなものでOKです。100円均一なら、へたったり汚れたりしても手軽に買い替えられるのも利点ですね。
■ペット用のこたつやヒーター
猫が低温やけどしないよう、もともと温度が低めに設定されているグッズも販売されています(人間用のものも使えますが、猫にとって熱すぎる場合があるため注意!)。
特に猫用のこたつは、一度使ったら病みつきになってしまうかもしれません……。

今すぐ実践できる寒さ対策は?
まず簡単にできる寒さ対策は、暖房設備を使った室温の調整です。
冬場は26℃前後を保つように設定しましょう。エアコンなどの熱風が直接猫に当たらないようにするためには、サーキュレーターを設置するのもいいです。
また、部屋の中でも窓際は冷気が溜まりやすい場所です。猫ハウスや寝床は、窓際からなるべく離れた場所に設置してましょう。
ケージを使用している場合は、上から毛布をかけると中の保温性を高めることができます。

お留守番のときにおすすめの寒さ対策
猫を留守番させるときも、エアコンのスイッチはオンのまま。
電気ストーブやペットヒーター、こたつなどの暖房器具は便利ですが、猫のイタズラで思わぬ事故につながる可能性もあります。留守番中はブランケットや湯たんぽのようなアナロググッズをうまく活用するといいでしょう。
また、冷気の通り道になるドアの隙間を埋めたり、窓に断熱効果のあるシートを貼ったりすることも有効です。

水飲み場やトイレを暖かい部屋に移動する
寒さ対策をするときは、水飲み場やトイレの位置にも気を配りましょう。
猫が「快適な部屋から動きたくない! 寒いトイレには行きたくない!」となると、膀胱炎を引き起こす原因になります。
また、暖房器具を多用する冬は、乾燥にも注意が必要です。猫が冷たい水を飲みたがらないときは、いつもよりもぬるめの水を用意してあげるとよいでしょう。

猫の寒さ対策の注意点
猫の寒さ対策に暖房器具を使う方は多くいますが、火や電気、熱を利用するといった性質上、ちょっと注意が必要な面もあります。
寒さ対策と、猫の安全対策は同時に行うことがベストです。

電気ストーブやヒーターによるやけどに注意
猫がストーブやヒーターの上に乗るような光景を見ることがありますが、これはとても危険です。
暖房器具の側は高温になるため、接触によるやけどの心配があります。
また、ストーブやヒーターに近づきすぎると、猫の被毛が焦げてしまうこともあります。
ストーブガードやサークルを使って暖房器具の周辺を囲い、猫が近づきすぎないようにしましょう。

湯たんぽやこたつの当たりすぎに注意
人間にとっても冬の定番グッズである、湯たんぽ。猫の寒さ対策としても非常な便利なグッズですが、使用の際には低温やけどに注意する必要があります。
使用の際は、布を巻くなどして、猫の体に直接湯たんぽを触れさせない工夫をしましょう。
こたつもまた、猫を病みつきにしてしまうグッズです。
こたつを使用するときは、低温やけどに加えて、熱中症や脱水症状、酸欠にも注意。ときおりこたつの中を開けて換気するとともに、中を覗いて猫の様子をチェックしましょう。

乾燥対策にも気を配って
猫が快適に過ごせる湿度は50~60℃前後。空気が乾燥すると、肉球や皮膚がカサついて荒れたり、ウイルス感染しやすくなったりしてしまいます。
乾燥対策としては部屋の中で加湿器を回すのが一番ですが、濡れタオルを吊るすことでも代用できます。

猫の寒さ対策グッズは手作りできる?
専用のものを購入しなくとも、実は猫の寒さ対策グッズは身近にあるもので手作りすることができます。
材料さえあれば簡単に出来てしまうので、ぜひ一つ作ってみてはいかがでしょうか。

■段ボールで作る猫ハウス
≪用意するもの≫
猫がすっぽり入るサイズの段ボール1つ、ガムテープ、ブランケット、カッターまたはハサミ

≪手順≫
・組み立てた段ボールに、猫が出入りできるぐらいの穴を開けます
・中にブランケットなどを敷いて、完成です!
・出入口の周りをガムテープで補強すると長持ちします

■ペットボトルで作る湯たんぽ
≪用意するもの≫
耐熱用のペットボトル(あったかいお茶が入っていたものなど)、お湯、厚手の靴下や古布

≪手順≫
・耐熱用のペットボトルに、40~50℃程度に温めたお湯を入れます
 ※これ以上の高温になると、低温やけどの原因になります
・しっかりペットボトルの蓋を締めます(猫がイタズラで開けられないぐらい)
・ペットボトルを靴下や古布で覆って完成です!

■着なくなったフリースやセーターで作るベッド
≪用意するもの≫
長袖フリースやセーター、バスタオル、両面テープ、ブランケット

≪手順≫
・フリースやセーターの首元を両面テープで止めます
・バスタオルを棒状にまとめ、腕の部分に通します
・片方の袖をもう片方の袖に入れて、輪を作ります
・余った胴の部分を、輪の内側に入れ込み、形を整えます
・上からブランケットをかけて完成です!

まとめ
以上、本格的に寒くなる前に考えたい、冬の寒さ対策の解説でした。
寒くて動くのもおっくうになる寒い時期ですが、簡単にできる防寒対策から試してみることをおすすめします。
寒さ対策を万全にして、愛猫と楽しく冬を乗り切りましょう!
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